CDの取り込み、音を悪くしていませんか?
パソコンにCDを取り込んで保存するとき、知らずに音質を劣化させていることがあります。
Windows Media PlayerはCDを取り込むときに、データをどれだけ圧縮して保存するかを選ぶことができます。圧縮率によって音質が変わってきますので、取り込み時の形式を確認しておきましょう。
圧縮率で音質が違う複数のWMA形式
Windows Media PlayerでCDから取り込んだ音楽は、wma(Windows Media Audio)形式という種類のファイルになります。
音楽CDに収録されているデータはwav形式という種類ですが、これをそのままパソコンに保存すると、CD1枚あたり600MB前後のハードディスク容量が必要になります。
このままではCDを10枚も取り込むと6GB(ギガバイト)にもなってしまいますし、何より携帯プレーヤーに何曲も転送することもできません。
そこでwma形式は元のwav形式を圧縮することで、ファイルのデータサイズを小さくしているのですが、一口にwma形式と言っても、実際にはどれくらい圧縮するかによって、いくつかの種類があります。
Windows Media オーディオ
最も圧縮率が高く、Windows Media PlayerでCDを取り込むときの標準設定となっています。
音楽データ全体を均等に圧縮するため、CDに収録されていたwav形式の1/10程度にすることができ、パソコンのハードディスクや携帯プレーヤーのメモリ容量を節約することができます。
圧縮率が高いために音質は落ちますが、wma形式の音楽ファイルをダウンロード販売しているサイトでも、ほとんどはこの「Windows Media オーディオ」形式を採っているので、他の高音質な音楽ファイルと聴き比べなければ、充分な音質かもしれません。
これ以外の形式を選ぶと携帯プレーヤーへの転送が行えない場合があるので、パソコンでも携帯プレーヤーでも聴きたいという場合は、標準設定のままがいいでしょう。
「Windows Media オーディオ」形式でファイルサイズを抑えつつ、少しでも音質を良くしたいなら、ビットレートを指定することができます。
ビットレートとは、1秒間に再生できる音のデータ量のことで、数値が大きいほど音質は向上します。
Windows Media Playerの標準設定では、ビットレートが128Kbpsとなっています。もう少しいい音で取り込みたいなら、スライダーを右端に寄せて192Kbpsまで上げることができます。
Windows Media オーディオ(可変ビットレート)
「可変ビットレート」は、音楽ファイルの中で圧縮しやすい部分はキッチリ圧縮して取り込み、圧縮しにくい部分はムリせずに低い圧縮率で取り込みます。
このため曲全体を均等に圧縮してしまう、標準の「Windows Media オーディオ」よりも音質は良くなりますが、ファイルの容量は少し大きくなります。
携帯プレーヤーは使わない。でもハードディスクは少し節約したいと言う方は、「可変ビットレート」にするといいでしょう。
Windows Media オーディオ可逆圧縮(ロスレス)
Windows Media Playerのバージョンによっては「可逆圧縮」または「ロスレス」と表示されている場合があります。
可逆圧縮(ロスレス)形式は、CDを取り込むときに非常に少ない圧縮を行い、音質を損なうことなくwav形式よりもファイルサイズを小さくすることができます。音質は元のCDと変わりません。
また可逆圧縮というとおり、この形式から圧縮されていないwav形式に戻すこともできます。
取り込み後のファイルサイズはwma形式の中で一番大きくなりますが、ハードディスクに余裕のある方や、保存した音楽ファイルからCDを作成したい方などは可逆圧縮(ロスレス)がいいでしょう。
最近では音楽のダウンロード販売サイトでも可逆圧縮(ロスレス)で配信するところが増えています。
MP3
MP3形式は圧縮された音楽ファイルの中でも、最も普及している種類です。
Windows Media Player専用の形式というわけではないので、パソコンや携帯プレーヤーの種類にこだわらず聴くことができます。CDから取り込んだ音楽をWindowsパソコンとiPodどちらでも聴きたいなどの場合に便利です。
パソコンでいい音で音楽を聴くには、取り込むときから音質が決まってしまいます。
一度ガッチリ圧縮して取り込んだファイルは、あとから戻すことはできませんので、パソコンのハードディスク容量や使っているスピーカーの音質、または携帯プレーヤーを使うかどうかなど、あなた自身の環境に合わせて最適な種類を選択してください。
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